『Life is beautiful』
毎週金曜日は中学生・高校生に見てほしい映画を紹介します。
私、バビが高校時代はよく授業をさぼって映画館におりました。当時は見た映画のデータや感想をノートにつけていたんだけど、1年で200本見た(笑)
中学生や高校生のときに見た映画の影響は取っても大きいし、感動も大きいから時間をつくってぜひ見てほしいと思ってます。
が。
今の映画って基本的に「人間以外」が主役ですね。ネコ型ロボットとか進化するモンスターに始まって、超人とか魔法使いとか。
ま、それはそれで楽しめばいいんだけど、やはり中高生は「人間」の映画をみてほしい。
というわけで、私の人生の目標、こんな風に生きていきたいと思ってる「人間」を紹介します。
ウエイターのユダヤ人グイドはどんなときも前向きで、いつでも面白いことを言っている。ぜんぜん身分が違う女性に惚れたときも、あの手この手のアイデアで彼女を喜ばせ結婚しちゃう。とてもかわいい息子も生まれて楽しく暮らす。
でも戦争になり、ユダヤ人のグイドと息子は収容所に入れられる。普通ならここから悲しい話になるんだけど、幼い息子に「これは本格的なかくれんぼ大会なんだ、楽しいぞ!」って感じで、息子を守っていくわけです、楽しく。
もうね、人間としてこうありたい、父としてこうありたい、人生はこうありたいと思うこと間違いないと思いますよ。
第二次世界大戦を教科書だけの勉強ですましちゃだめです。そこには人間が生きて死んだってことが実感できるのが映画なんですよ。
いやー、映画ってホントいいもんですよね。それではまた来週。
本日の言葉
息子に、なぜこの店は「ユダヤ人と犬はお断り」と書いてあるのかと聞かれて
グイド「じゃあ明日、家の店も張り紙を出そうか。でも好きじゃないものならなんでもお断りすることができるんだよ。お前は何が嫌い?」
息子「クモ。」
グイド 「よし、パパは西ゴート族。明日、“クモと西ゴート族お断り“のサインをだそう。」